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外食でも健康になる食べ方

外食でも健康になる食べ方

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プロの料理人が作る家では食べられない味わい。 お店だからこその特別な時間を楽しむことができるのが外食の魅力です。 反面、「栄養が偏る」「太る」「不健康になる」といったネガティブなイメージも。 そこで今回、鹿屋アスリート食堂の管理栄養士「ラポール」のみなさんに 健康に気をつけながら外食を楽しむポイントを聞きました! *食べ方のポイントはアスショク管理栄養士の見解です。

Q1.?そもそも外食って家で食べるご飯より本当にカロリーが高いの?

「外食は目に見えないカロリーが潜んでいるので高い傾向に!」 家で作るご飯は、食材を自分で選び調味料もどれくらい入っているのか把握できます。つまり食べるときにカロリーがなんとなくわかっているということ。たとえば野菜を多めにしたり、油少なめもできますよね。しかし、外食となるとぱっと見ですべての量を把握することは難しい。しかも見えない分どうしても栄養素が偏りがちに。高カロリーな料理が美味しい!という心理もわかります。油が多く使われていて、旨味や香りが食欲をそそるのです。気をつけたとしても思ったよりカロリーを摂取してしまっていることが多いのが外食です。

Q2.?やっぱり外食って太るイメージ。どうしたら太らない?

「まずは野菜から。1品で完結しないように注意して!」 太りにくい体の作り方は血糖値を緩やかにあげること。そのためには、野菜や海藻類からゆっくり食べ始めることが大切です。次にたんぱく質であるお肉やお魚。最後にご飯などの炭水化物を摂取することが理想な食べ方です。忙しい時でもできるだけ1品で完結させることは避けてください。ラーメンを食べるにしてもサラダなど野菜と一緒に食べるように。野菜は頑張って食べても歯ごたえがあるものが多く時間がかかります。よく噛むことにもつながるので1品でもあれば違いますよ。目安として1食に対して30分かけて完食してください。

Q3.?外食だからこそ食べたいもの食べたい! 食べすぎた後どうしたらいい?

「2日間で調整を。でも断食は絶対しないで!」 もし事前に沢山食べてしまう日がわかっている場合、前日、できれば1週間くらい前から食べる量を減らしてください。急に食事が入ってしまった場合は、次の日から2日間は量を減らして肝臓を休ませることが大切です。なるべく食物繊維や水分など体の代謝を高める栄養素を摂りましょう。人間の体は約48時間で栄養素を代謝しています。食べた分は2日間ほどで調整できると言われているのです。でも、食べすぎたからと言って断食は危険です。食べない期間が長いほど体は栄養素を吸収しやすくなってしまいます。量を減らして少しずつ食べることがポイントです。

Q4.?いつも悪酔いしてしまう。お酒との食べ合わせとかあるの?

「飲む前に枝豆を! 糖質、脂質、塩分の取りすぎに注意」 アルコールの分解を助ける食材はアサリやシジミみが有名ですが「枝豆」もオススメ。糖質を代謝しやすくしてくれるビタミンB1が豊富でアルコール分解を助けてくれる成分もあるので、お通しで出されることは理にかなっています。ポイントは飲む前に食べること。肝臓は食べ物よりもアルコールを分解する働きを先にします。最初に脂肪を溜め込まないような食材を食べてからアルコールを摂取するのが理想です。また、お酒と一緒にしょっぱいものや油っぽいものを摂りすぎたり、締めに甘いものを摂取してしまう傾向にあるので気をつけてください!  
ラポールって? 鹿屋アスリート食堂に在籍する管理栄養士のチーム名。「心が通いあっている」、「理解されている」状態を指す心理学用語が由来です。実際に管理栄養士がお店で接客することで、お客様との距離も近く、直接相談できるのがアスショクの強み。もちろんメニューもラポールが考えています。
鹿屋アスリート食堂とは? 健康で活動的なアスリートのライフスタイルをヒントに日本唯一の国立体育大学「鹿屋体育大学」の公認スポーツ栄養士と専任の管理栄養士の指導のもとに作りあげられた健康食堂。提供する「アスリート食堂定食」は、「ご飯、汁物、選べる3つの主菜」の5つの要素で構成される「一汁一飯三主菜」。「スポーツ栄養学」に基づいたおかずの組み合わせにより、利用される方の体質改善・健康志向に合わせた食事を形づくります。  

WRITER BALNIBARBI GROUP

バルニバービグループで食を通して「なりたい自分」を体現している仲間、「なりたい自分」を邁進している仲間、「なりたい自分」を見つけようとしている仲間のリアルな今の思いや、食に通ずる情報を発信していきます。 お店の業態は違っても、「ライフスタイルに自然に溶け込む地域に根ざした店づくり」というコンセプトは同じ。 その想いに沿ったどこにもない価値を提供しています。 「道のある所に店を出すのではなく、店を出した後にお客様のくる道が出来る」 それが私たちの目指す姿です。