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働くこと、生きること

働くこと、生きること

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2017年4月、わたしは大学院生になった。 といっても会社を辞めたわけではなく、社会人のための大学院でその名も『社会情報大学院大学』。 日本初の広報・情報学のプロフェッショナルを育てるための専門の社会人大学だ。 大学院なの?大学なの?とよく言われるが、学部を置くことなく大学院をおく大学・・・ というと益々わからなくなりそうなので気になる方はコチラから。 ここは大学のような学部生向けのアカデミックな勉強をする場ではなく、 社会人としての経験を積み、そのうえで自己の課題を解決するために学び、 吸収しながら『広報・情報学』の専門分野を学んでいく場だ。 入学して1年が経過し、仕事と学校とのリズムをつかむのに精一杯ではあるが、 吸収できることは想像以上に大きい。 “大学院という場”での同級生との出逢い、様々な分野における知識の習得はもちろんのこと、 改めて自分や仕事、人生とか色んなことを見つめなおすきっかけにもなった。 『働くこと、生きること』 なんだか壮大なテーマに聞こえてしまうが、 何のために仕事をするのか? やりがいって何? わたしも明確な答えはないけど、でも今この仕事をしている自分がなんか好きで、 もし明日死んだとしても、あさってには「あー、いい人生だったかもな~」と 思えそうな毎日を過ごしている。 そんな風に思えるようになったこの会社、いまの仕事について この場を借りて綴っていきたいと思います。

偶然であり必然だった、“ばったり”な出逢い

人が自分の意志で何かを始めるときには必ず”きっかけ”があると思う。 わたしが大学院に行くと決めたのは、本当に偶然の”ばったり”な出会い (今考えれば必然だったのか・・)が重なり、エントリーも締切りギリギリの滑り込みセーフ。 外食業界の諸先輩方、他業種の広報さんからもたくさん事例を聞いたし、 セミナーに参加し、『広報がやる仕事・経験談』を吸収する場はたくさんあった。 それでもわたしがこの大学院で自発的に学ぼうと思ったのはなぜか? それはわたしの原点である飲食店の現場から感じたことや、 『広報』という仕事を通して感じたことがたくさんあったのだ。 だからこそこの場を通して、飲食の現場で働く人はもちろん、 広報担当やもしかしたら始めたばかりの人。 なんとなくマンネリ化していたり、悩んでモヤモヤしていたり、 でも飲食が好きで、この仕事が好き! そんな人たちに何か“きっかけ”となるメッセージを伝えていければいいな、と思う。 次回へ続く

WRITER 福地 恵理

学生時代からフリーランスでレストランサービスに携わり、外食一筋20年。10社以上多種多様な飲食店でのホールサービス、レセプショニストとしての経験を積み、2010年㈱バルニバービ入社。代表秘書と広報を兼務し、2015年同社上場後はIRも包含した企業広報を担当。2019年広報・情報の専門職大学院「社会情報大学院大学」修了。広報・情報学修士(専門職)。