なんでワインが好きなんだろう?
と改めて考えてみました。そりゃあもちろん、飲んで美味しいんです。
種類がたくさんあるから飽きることもない。
死ぬまでにこの世にある全ての種類を飲むなんて到底無理なほど。職業上、かなり多くのワインに触れていますが、
それでも日々『こんなワインがあったんだ!』と新たな発見があります。
それもまた魅力のひとつです。でもでも、それ以上のワインの魅力は、
ワインが好き、というだけで
年齢、性別、職業、そして国籍をも超えて仲良くなれること!なんではないでしょうか。
私がハマり続けている理由はこれだ、という結論にたどりつきました。
以前和食店舗に勤務していたころ、NZからワイン生産者がお店に遊びに来てくれました。当然、その日初めて会った訳ですが、接客しながら色々と話している内にすっかり意気投合して、結局その日は仕事終わりにスタッフもワインメーカーもみんなで一緒に朝までワインを飲み交わしていました。
英語も大して出来ない私でしたが、そんなことは全く問題にならないほど、お互いワインが好きで、それをたくさんの人に伝えたい、という気持ちが強くて自然と話が弾んでいました。
まだNZに行くことが出来ていませんが、私が訪れた際には、『Cuvee Rei』という名前入りのワインを仕込んでもらう約束をしています。笑
また、私はワインスクールで講師をさせていただいているのですが、 そこでもワイン好きの輪が広がっていくのをいつも体感しています。
現在の私の初級クラスに通う生徒さんは20代から70代まで幅広いですが、そこでは肩書とか年齢といったものではなく、純粋に『ワイン好き同士』として話ができるので打ち解けるのも早いです。 先日は生徒さんの一人が出演する舞台をクラスメイトみんなで鑑賞にいったりと、すっかり仲良しです。
単にお酒好きだから飲んでる内に仲良くなりやすい、というのもあるとは思いますが(笑)、
なんだろう、ワインは種類がものすごく多いので、自分とワインの好みが似ている人に急に親近感が湧いたり、苦手だった人が、実は優しい味わいのワインが好きだと知るとその人まで優しく見えたり、その人のイメージとチョイスするワインのイメージのギャップが面白かったりと、ワインには人と人を繋げる要素が多い気がします。
ワインと、その周りにいる人たちとの関わりが楽しくて、やっぱり私のワイン愛は日々膨らむばかりなのでした。