STORY

『何故今 地方創生を佐藤は口にするのか? これからの時代、心豊かに暮らすためのささやかな提言』第一回

『何故今 地方創生を佐藤は口にするのか?
これからの時代、心豊かに暮らすためのささやかな提言』
第一回

ストーリー検索
皆さん非常事態宣言が解除された今、どんな面持ちでお暮らしですか? もっとも我々飲食事業者は時短営業要請対応継続中ですが、ご家族や仲間にダメージはありませんか? もしそうなら回復しましたか?今も渦中ですか?そして今、何か心苦しくはないですか? 僕はこのコラムの読者ターゲットをこういう感じで勝手に想定しています。

今まで(少なくとも2019年一杯まで)は順調にやってきたんだが、この2020年からの見えない敵との戦いにより、ダメージを受けたり、ダメージはないけれど何かこのままでは違うんじゃないか?とモヤモヤとしていたり、これをきっかけに何かを変えたいと漠然とイメージしていたり・・・

つまりこの禍を一つのタイミングとして今までの生き方のステージを少し違う形で進めてみたい、進めざるを得ないと感じている、もしくは実際進み始めている方々に向けてという感じです。

「飯屋ごときが何を偉そうに」との声はごもっとも・・・どうか一笑にお納めくださいませ。

僕自身が近年進めてきた地方創再生の道はコロナ禍により、より面白い未来へと続くと自身では感じています。
だからこそこの混沌の先への微燈になればと駄文を連ねます。

20201月から聞こえ出したミクロな敵の情報はアジアから瞬く間に全世界に。
改めて地球の小ささを認識しました。以来一年と数ヶ月、多くの人類はある一定の制限下での暮らしを強いられています。
このウィルスが我々の生活に与える(た)負の影響は計り知れません。
罹患された方々は国内で50万人近く、残念ながら命を落とされた方々も1万人に迫ろうとしています。
緊急事態宣言・時短営業要請から命令(蔓防)への移行・・・我々の暮らしも経済活動も厳しい状況を強いられています。
具体例では我々が従事する外食産業も昨年は前年比25%以上ダウンの19兆円規模まで縮小したというデータも出ています。
たった一年で6兆円が外食マーケットから消え去ったのです。
勿論 政府も自治体も懸命の対応をしてくれて・・・・いるであろうと信じておきましょう(笑)。

そんな中、今自らの手で出来ることは、我々各自がそれぞれにこの事態を飲み込み、引き寄せて考え直す機会とすることではないだろうかと思っています。
何を考え直すのか? 勿論各自の人生!!・・大げさ過ぎれば、『生活スタイル』これをこの機に徹底的に検証し直す時なのだと一人納得した次第です。
この事態だからこその考える時間を手にしている方々も多いはずでしょうから。
例えば具体的には丸の内で店を運営しているのですが、丸の内のビジネスマン・ウーマンは今、街にいません。
多分2019年の1/3下手すると 1/4以下です。
時短要請で夜の営業はほぼ諦めるとしても、ランチタイムですら漂う悲しい風景は何を物語っているのでしょうか?
つまりビジネス従事者がオフィスに来ていないのです。もっと言うと来なくても良いのです。

・・・であるならば!!
オフィスの床面積はこんなに要らなくなりますよね。そしてオフィス街と言われるエリアの構成も変わってくることは想像に難くありません。どう変わっていくかは僕の興味外ですのでここでは触れません。僕が着目するのはそこではなく、人のライフスタイルです。
もし今まで月~金まで毎日通勤していた方々が週一回の出勤でいいのならば、都会に住まなくてもよくなります。片道3時間かかっても週一回ならなんとか我慢できるでしょう。
僕自身も東京=関西日帰りはよくあることですしね。そして日本国中片道3時間まで範囲を広げれば大概のところには行ける!!つまり一極集中した大都会からの生活拠点脱出が可能となるのではないでしょうか?
千葉の外房、茨城の海岸、北関東の森の中、仙台は楽勝でしょう。西だと沼津、南伊豆なんて最高の海です。新幹線がある範囲なら・・・空港さえあれば・・・北海道でも沖縄でも移動コストを考えなければ可能です。暮らし方を考え直すチャンス到来!!
これは住む場所・エリアの話ではなく生き方すべての世界観の話です。

そして僕は淡路島への1/3移住を決めました。一旦仮住まいを決め、住みたいすみかを一年かけて作ろうと思っています。
次回はその辺りから。
第一回はかなり固い文調で進めてしまいました。次回からはもう少し簡潔に短めに行きますよろしくお付き合いください。
毎週火曜日投稿です。

WRITER 佐藤 裕久

京都市上京区生まれ。神戸市外国語大学英米語学科中退、1991年 バルニバービ設立、代表取締役に就任。現在、東京・大阪をはじめ全国に90店舗(2021年1月末時点)のレストラン・カフェやスイーツショップを展開。著書に『一杯のカフェの力を信じますか?』(河出書房新社)『日本一カフェで街を変える男』(グラフ社)がある。